
「みそポタってマグカップで飲めばいいの?」
「やっぱりお味噌汁のお碗かしら?」
「スープ皿?」
とお客様にお問い合わせいただく度に、
「お気に入りの器でお召し上がりください^^」
とお答えしてきました。
お気に入りの器でいただくと
美味しさも増しますから。
ただ器に関するお問合せやご意見をいただくたび、
忙しくても食事する時間をいつもより大切にしたくなるような、
みそポタの器をつくりたくなりました。
はじめてなのに、
なつかしい感じがするような
そんな器作りを模索し始めたのは
2017年春のことです。
そんな中、偶然にも
地元京都の清水焼の窯元さんと出会う機会をいただきました。
実はご紹介をいただいただけで、
どうなるかもわからない状態で、
「まずはお話を伺ってから検討しよう」と
清水焼 蘇嶐窯(そりゅうがま)さんと初めてお会いした日、
帰るときには、すでに試作製作のお願いをしていたのです。
蘇嶐窯さんは4代目まで引き継がれた清水焼の窯元。
涌波蘇嶐4代目が小石原焼の窯元出身のまどか氏と結婚されることで清水焼の伝統に新しい伝統技法が加わり、新しく誕生した作品たちは見れば見るほど素晴らしく、
シンプルで、品ある器は日本だけでなく、
海外でも高い評価を得られているということ。
みそポタも「味噌汁」という昔ながらの食べ物に「ポタージュ」という新しいコンセプトを加え、「はじめてがなつかしい」を表現した新しい飲む食事です。
当店のように、古い伝統に新しいコンセプトを加えて新たな伝統を作っていらっしゃることに大変共感し、即お願いすることになり、みそポタ汁碗が誕生することになりました。
この不思議なご縁に感謝しております。